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「HP ProDesk 600 G4SF」をHDDからSSDへ換装。快適に使えるようになりました。

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前回、メインPC「HP ProDesk 600 G4SF」のストレージをHDDからSSDへ換装の導入の記事を書いたのですが、今回はその本編となります。

これまで、知識は浅いながらも簡単なメンテナンスはやってきたので、大きな失敗もなく作業は完了したのですが、やはり久しぶりだった事と、Windows11の導入に関して色々と難しい面がありました。

今回の記事では、そのあたりについても簡単に触れる事で、同じような作業をする必要がある人にとっても有益な情報をシェアしていきたいなと思います。

HDDからSSDへ。古いPCを現役で使い続けるための準備

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「HP ProDesk 600 G4SF」スペック

項目 仕様
メーカー HP
型番 HP ProDesk 600 G4SF PC
OS Windows 10 Pro 64bit
CPU Core i7-8700(3.2GHz)
メモリ 32GB
HDD 1TB
ドライブ DVDハイパーマルチ
グラフィックボード HP AMD Radeon R7 430

CPUはインテルの第8世代なのでギリギリWindows11の導入条件内、メモリは16GBだったものを増設して32GBとなっています。

ストレージはHDDですが、これまではブログ、DTMともに問題なく使えていました。

ただ、購入から5年以上経った事で、酷使してきたHDDもバテてきていたのと、Windows11の導入を機にクリーンインストールをしてしまおうという感じです。

SSDへの換装作業

本体カバーを外して画像の右側に配置されているのがHDDです。今回はこのHDDの場所に同じくSATAでSSDを接続します。

実はこのHHDとその奥にあるDVDドライブを外すと、その下にM.2のSSDスロットがありますが、場所的にメンテナンスしにくいなと思ったので今回は使いません。

使用したSSDはKIOXIA(キオクシア)の960GBのもので、「EXCERIA SSD-CK960S/N」というものです。

そして2.5インチであるSSDを3.5インチベイに収めるためのブラケットも併せて購入しました。

そしてここで大事なことなのですが、元のHDDに取り付けられているこの4つのパーツは引き続き使うので、間違っても捨てたりはしないでくださいね。

SSD+ブラケット+HDDにつけられていたパーツを組み上げるとこんな感じになります。

あとは同じように納めて、ケーブルを繋げば換装は完了です。

作業自体は非常に簡単なものですが、マザーボードや各パーツなどを傷つけないように丁寧に扱うのが大事です。

Windows11をインストールする際に注意しておくこと

Windows11のインストール自体も特に難しいことはないのですが、ここではちょっとしたトラブルシューティング的なものを簡単にまとめてみます。

BIOSが表示されない

UEFIからアクセスする

HPのPCは起動時にF10を繰り返し押すことでBIOSに入る事ができるのですが、もしそれができない場合は以下の方法を試してみてください。

Windowsロゴをクリック→Shiftを押しながら再起動→オプションの選択からトラブルシューティング→詳細オプションを選択→UEFIファームウェアの設定→黒い画面が表示され、F10キーでBIOSが起動する

モニターの接続を確認する

これは割と見落としがちなのですが、「HP ProDesk 600 G4SF」はグラフィックボードを取り付けている場合、グラフィックボード側のモニター出力から繋げないとBIOSが表示されません。

例えば、グラフィックボードをつけている状態で、モニター出力をマザーボード側から繋げている場合は、BIOSが表示されないので注意です。

このPCは「HP AMD Radeon R7 430」が取り付けられているので、こちらからモニター出力から繋げることになります。

グラフィックボードの状態が良くない場合は、取り外してマザーボード側のモニター出力を使ってみてください。

その他の要素
  • CMOSバックアップ用電池を新しいものと入れ替える(このPCだとCR2032
  • PC内部のクリーニング
  • ハードリセットでPC内部の電力を放電する

このあたりを試してもBIOSが表示されない場合は、BIOS自体に異常が発生している可能性があるので、メーカーに問い合わせるか業者に持ち込む必要があります。

Windows11のインストールに関して

ストレージ換装前にバックアップを取っておく

当然ではありますが、大事なデータはきちんと別の場所に保管してから作業に移りましょう。

換装前のストレージに異常がないのであれば、後からでもどうにかなりますが、スムーズに新しい環境を整えるためにも事前のバックアップは必須です。

Windows11のインストールメディア作成

クリーンインストールのためにはWindows11のインストールメディアの作成が必要となります。

データはマイクロソフト公式の以下のリンクから入手できます

https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows11

その際には8GB以上のUSBメモリが必要になるので用意しておきましょう。

プロダクトキーを控えておく

プロダクトキーはPCの本体の何処かに貼られているシールに記載されているものもありますが、それが無い場合は自分で控えておく必要があります。

PCでプロダクトキーを表示させる方法は、[Windows]+[R]キーで[ファイル名を指定して実行]ダイアログを開く→「cmd」でコマンドプロンプトを起動。

そこで以下のコマンドを入力すると表示されます。

wmic path SoftwareLicensingService get OA3xOriginalProductKey

後は表示されたプロダクトキーを控えて完了です。

ちなみにWindows10のプロダクトキーはWindows11にも使えますが、最初のセットアップ時は通らないので、プロダクトキーを入力せず「プロダクトキーがありません」を選択してインストールを完了させます。

今回のような同一のPCであればこれでOKです。

インストール後のセットアップについて

人によってPCであればの使い方はそれぞれなのですが、個人的にマイクロソフトのサービスは、Microsoft Defenderやファイヤーウォールなどのセキュリティ以外は必要としていません。

Windows11はMicrosoftアカウントのみで、ローカルアカウントでセットアップができないようになっているので、以下のサイトの記事を参考にしました。

https://nj-clucker.com/windows11-offline-install/

何と申しますか・・・Googleのサービスと比較すると、Microsoftのものはクセが強くて無駄なものが多くて扱いづらいです。

DTMをやる私にとってはOne Driveなんて悪さしかしないし、OS自体はともかくとして、独特の使いにくさを無理矢理に押し付けてくる現状はどうにかならないものでしょうか。

今後は、もう少しユーザーフレンドリーなサービス作りに期待したいです。

SSDはやっぱり速い

と、少しばかりグチをこぼしてしまいましたが、やはりHDDに比べるとSSDのスピード感は圧倒的ですね。

起動時間も早く、作業を始めるまでの待ち時間に対するストレスが解消されました。

現在は必要なソフトなどを厳選して入れている最中ですが、これを機にデジタルの方もミニマリズムを実践していこうと思います。

以前はDTMのプラグインなんて何をどれだけ入れたか全く把握できていない状態だったので、今後はそうならないようにしたいものです。

ということで皆様の参考になれば幸いです。

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