気楽に生きるって、意外と難しい?
40代になり、ふと「このままずっと無理して働き続けるのか…?」と立ち止まることが増えました。私自身、若い頃からどこか生きづらさを感じていて、「どうすればもっと気楽に生きられるのか」をずっと考えてきました。
いろんな自己啓発を読んでも、「無理をしない」「他人と比較しない」「自分に正直になる」…いや、それができたら苦労してないよ、って思いませんか?(私は思ってました)
そんな私がたどり着いた答えはシンプルです。
**「お金のかからない暮らしを整えること」**でした。
この考え方に出会ってから、生活のハードルがぐっと下がり、肩の力を抜いて生きられるようになったんです。
本記事では、お金をかけない暮らしがなぜ人生をラクにしてくれるのか、具体的なステップやよくある壁とその対処法まで、ミニマリズムを少し取り入れた40代の視点から紹介します。
なぜ「お金のかからない生活」が人生をラクにするのか?
1. 稼がなければならない金額が少なくなる
人生のストレス源って、突き詰めれば「お金の不安」に集約されませんか?
「今の生活を続けるにはこのくらい稼がなきゃ」というプレッシャー。その金額がそもそも高すぎると、いつも不安を抱えて生きることになります。
でも、もし月10万円で暮らせたら?
極端な例かもしれませんが、15万円稼げれば余裕が生まれますよね。これならスキルがなくても、年齢を重ねてもなんとかなる…という気がしませんか?
2. 経済的自由(FIRE)に近づく
ミニマルな生活は、支出を減らすことで貯蓄率を高め、経済的自由、いわゆるFIRE(Financial Independence, Retire Early)に近づけると言われています。
私自身は「早期リタイアしたい!」という願望はあまりないのですが、生活コストが低くなることによって「働き方を選べる自由」が増えるのは、やっぱり心強いと感じます。
例えば、気が進まない仕事を無理に続ける必要がなくなったり、好きなことに時間を使えるようになったり。
そういう意味で、ミニマリズムは経済的自由への手段というより、「心の余裕をつくる一つの工夫」だと考えています。
📘おすすめの書籍
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『より少ない生き方 ものを手放して豊かになる』ジョシュア・ベッカー(著)
ミニマリズムを通して“本当に大切なこと”を見つけるプロセスが丁寧に描かれています。FIREとは少し違った視点ですが、豊かな暮らしへのヒントが詰まっています。
3. 再現性が高い
「月10万円稼げる方法」を真似しても、うまくいくとは限りません。
でも「月10万円で暮らす方法」は、やり方を真似すれば大抵の人に実現可能です。
つまり、再現性が高い。これ、めちゃくちゃ大きなメリットです。
お金をかけなくても楽しく暮らすための3ステップ
それでは、私自身が実践してきた「お金のかからない暮らし」の始め方を3ステップで紹介します。
ステップ1:持っているものを徹底的に捨てる
いきなり極論っぽく聞こえるかもしれませんが、これが一番手っ取り早いです。
ただの「断捨離」ではありません。
これは、「自分にとって本当に大切なものを見極めるための手段」です。
たとえば、頭の中がモノで埋まった“ゴミ山”だと想像してください。
その中から大事なモノを探すなんて面倒くさくて無理ですよね?
でも、不要なものを減らしてゴミ山をスカスカにしておけば、大切なものは一目瞭然になります。
しかも、たまにうっかり大事なものも捨てちゃうんですが(笑)、その「失敗」のおかげで自分にとって本当に大切なものが見えてくることもあります。
目標は、「頭の中に自分の部屋を思い浮かべたとき、どこに何があるかを即答できる状態」。
これを目指してみてください。
ステップ2:自分にとって大切なものを考える
ステップ1と同時進行です。
ものを捨てながら、「これは本当に必要か?」を問い続けていると、自然と「自分が何を大切にしているか」が浮き彫りになってきます。
たとえば、「自分は絵を描いているときが一番幸せだ」と気づいたら、娯楽にお金をかける必要もなくなるかもしれません。
無駄なサブスクや流行りのガジェットを手放して、本当に大切なものにお金と時間を集中させる。
それが豊かな暮らしへの第一歩です。
ステップ3:ストレスの少ない環境を整える
最後のステップは、生活そのものを「自分にとってラクな状態」に整えること。
・家賃の高い物件から、ちょうどいい家に引っ越す
・人付き合いを見直す
・仕事を見直す(いきなり辞めなくてもOK)
ストレスの原因を特定して、できるところから排除していくことで、支出だけでなく心の負担も減っていきます。
まとめ:お金をかけなくても、人生は意外と楽しくなる
「お金をかけない=我慢する生活」だと思っていませんか?
実はまったく逆で、「ムダにかけていたお金」を減らしていくと、本当に必要なことに集中できるようになり、人生の満足度がむしろ上がります。
そしてなにより、気楽に生きられます。
無理して稼がず、でも満足度の高い暮らし。
これが、私が40代になってようやく気づいた「ラクに生きる秘訣」でした。