最近、頭の中がごちゃごちゃして、何も手につかない…そんな時、ありませんか?
僕もよくあります。朝からタスクに追われ、スマホを開いたら通知だらけで、結局何も進まない。そんなとき、最も頼りになるのが、意外にも「紙とペン」なんです。
これはただの気休めではありません。ちゃんと科学的な根拠があるんですよ。
書くことで脳が片づく
紙に思考や感情を書き出すことで、脳の“ワーキングメモリ”の負荷が軽くなることが、さまざまな研究でわかっています。
つまり「書く」という行為は、頭の中の掃除。ミニマリズムを生活に取り入れている自分としては、脳内にも“片づけ”が必要だというのは、妙にしっくりくるんですよね。
やるべきことが多すぎて、どれから手をつけたらいいか分からない…。そんな時は、とりあえず全部書き出してみてください。意外と「これ、今やらなくてもいいな」って気づいたり、「あれ?こんなもんか」と肩の力が抜けたりします。
感情も書けばスッキリする
イライラ、不安、モヤモヤ…。こういった感情も、紙に書くことで不思議と落ち着いてきます。これは心理学では「感情ラベリング」と呼ばれていて、感情に名前をつけるだけで、その強さが軽減されるという研究結果もあるんです。
書いてる途中で「なんでこんなことで怒ってたんだっけ?」なんて思えたら、こっちの勝ちです。
スマホのメモじゃダメなんですか?
よく聞かれる質問ですが、あえて「紙とペン」にこだわる理由があります。
実際に手を動かして書くと、脳の“前頭前野”が活性化され、思考が深まることが分かっているんです。書いてるうちに「そういえば昔、こんなことがあったな」と思い出したり、新しいアイデアが湧いてきたりするのもこのおかげ。
「書く瞑想」という書籍があるのですが、なるほどなと思いました。
後から読み返すと、自分の変化が見えてくる
メモは書いた瞬間だけでなく、後から見返すことで価値が倍増します。
以前書いた悩みを見て、「え、こんなことで悩んでたの?」と笑える日が来るかもしれません。それって、自分がちゃんと前に進んでいる証拠ですよね。ちょっと自己肯定感も上がります。
小さな道具が、大きな変化を生む
毎日ほんの数分でもいいので、紙に向かう時間を取ってみてください。
ポケットに入る小さなメモ帳とお気に入りのペン。それだけで、日々の忙しさの中に静かな“整え時間”が生まれます。
スマホでは得られない、思考と感情を「見える化」するこの時間。ちょっとレトロな感じもまた、いいんですよね。
シンプルに整える。大人のための紙とペンの選び方
私はA5サイズのシステム手帳で全ての「書く」をまとめていて、インデックスで内容を分けています。
これ一冊で全てにアクセスできるというのはかなり便利です。
システム手帳を持ち出すには少し大きいのとセキュリティの都合上、持ち出し用に小さなメモ帳を使っています。
帰宅時に手帳に清書として書き写す感じです。
見た目が良いのと滑らかな書き心地が気に入っていて、自宅用と持ち出し用に2本持っています。
木製のペン軸はウイスキー保管用の樽を加工したものというのもお気に入りポイントです。
太いペンは苦手という人は、やはり王道の1本としてジェットストリームが良いんじゃないかと思います。
安い、書きやすい、替え芯が手に入りやすい、何も言うことがありません。
おわりに
スマホは便利。でも、だからこそ“アナログ”の力が際立つ時代です。
PCでのタイピングばかりに慣れてしまうと、いざという時に簡単な漢字も思い出せなくなったり、以前はきれいに書けていた字が書けなくなったりしてしまいます。
私は割と字には自信があったのですが、タイピングばかりの日々で書くことから遠ざかってしまい、かなり下手になってしまったことがあります。
手帳を使うことで書く習慣をつけたことで、最近はかなりマシになってきました。
紙とペンで思考を整えることは、自分を大切に扱うひとつの手段になるのではないでしょうか。
今回紹介したものをすべて買ったとしても3,000円でお釣りが来ます。
脳と心に新たな力をつけるためにも一度試してみて欲しいです。