ミニマリズム

無駄な買い物を減らすヒント「アンダーコンサンプションコア」という考え方

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最近、「アンダーコンサンプションコア(過小消費コア)」という言葉を耳にする機会が増えました。これは、過剰な消費に疑問を持ち、今ある物を大切に使い続けるというライフスタイルを指します。

2024年頃からアメリカの若い世代を中心にTikTokで広まり、「#underconsumption」のタグとともに、物を使い切る様子がシェアされています。

たとえば、チューブの化粧品を最後まで使う、使い古した靴を修理して履き続ける、必要最低限のメイク道具だけを持つといった行動が注目されています。

大量消費を前提としたSNS文化に対して、こうした姿勢は「それは本当に必要なのか」と問い直す機会にもなっています。

若い世代が共感する背景

アンダーコンサンプションコアが若い世代に広がった背景には、以下のような要因があります。

  • 環境問題への関心の高まり
  • インフレや学費ローンといった経済的な負担
  • トレンドやインフルエンサーによる消費行動への違和感

物を持たないことは、節約のためだけではなく「自分らしい生活を見つけたい」という価値観の表れとも言えます。

従来のミニマリズムとの違い

私自身、40代になってミニマリズムを生活に取り入れる中で、物を減らすことや、必要な物だけを選ぶことに重きを置いてきました。

しかしアンダーコンサンプションコアは、それとは少し異なります。

「買わないこと」よりも、「すでに持っている物を最後まで使う」ことに重きを置き、その姿勢をSNSで明るくシェアする文化が特徴的です。

また、「デ・インフルエンシング(買わない方がいい商品を紹介する)」のように否定的ではなく、「今あるものの価値を見直す」というポジティブなスタンスである点も印象的です。

ミニマリストとして共感すること

私が共感したのは、「物を使い切ること」に価値を見出している点です。

これは日本人にとって馴染み深い「もったいない」という感覚とも通じるものがあると思います。

昔の日本の家庭では、道具を直しながら使い続けるのは当たり前のことでした。

その価値観を現代の若い世代が、新しい形で再解釈しているという点に、とても希望を感じます。

一方で、SNSで見せるために「使い古したものをあえて見せる」といった動きも見られます。

これは単なる節約とは違う、「表面的な映え」ではなく「内面の価値を表現する」スタイルとも言えるでしょう。

これからの暮らしにどう活かせるか

アンダーコンサンプションコアは、一時的なブームではなく、これからの生活様式のひとつとして定着していく可能性があります。

経済的な安定を得たい人、環境への負担を減らしたい人、自分の生活を見つめ直したい人にとっては、参考になる考え方です。私自身も、もっと物を丁寧に使い、買い物を慎重に見直していこうと思いました。

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