
皆さんは「どうとんぼり神座」というラーメン屋さんをご存じでしょうか。
全国展開しているので知らない人はあまりいないかとは思います。というかハワイにも2店舗あるんですね。
私はこれまで、その店の前を何度も通り過ぎてきました。大阪は店舗数多いですしね。
先日、実に20年以上ぶりに神座のラーメンを食べてきたので、その時のことにういてお話ししたいと思います。
最初に言っておきますが、この記事に情報としての価値は全くありません。何卒ご了承ください。
なぜ、今「神座」だったのか
20年以上ぶりに神座のラーメンを食べた、と聞くと驚かれるかもしれません。
私の住む大阪府は神座のお膝元であり、この記事を書いている時点では46店舗も展開されています。
ミナミはもちろん、キタにも私がよく立ち寄る天王寺にもお店があるので、食べたいと思えばいつでも食べられます。
ですが、罪深い私はこれまでの20年間、ラーメンを食べようという時に神座を選ぶことはありませんでした。もちろん、神座というお店が目に入ることは何度もありましたが、なぜか「食べたい」という選択肢に入ってこなかったのです。
しかし先日、なぜか無性に神座のラーメンが食べたくなり、それだけのために私が住む郊外の町から都心まで足を運びました。それほどまでに私を駆り立てた神座のラーメンとは、一体どんな味だったのでしょうか。
「神座」のラーメンを味わう
天王寺MIOプラザ店へ入り。タブレットにて速やかに注文。
「小チャーシュー煮玉子ラーメン+炒飯セット」で1,660円くらいだったと思います。
実際に食べてみて思い出したのは、その「食べやすさ」でした。スープは醤油ベース、白菜が入っていて、鍋物に麺を入れたものを食べているような感覚です。
良く言えば「優しい味」悪く言えば「何の印象にも残らない味」とでも言いましょうか。独自の個性は全く感じられません。
しかし、だからこそ食べやすいのだと思いますし、ラーメンと言えば割と豚骨系のものをメインとしたお店が多いので、こうしたあっさり系ラーメンの存在というのは結構ありがたいのかもしれません。
私は豚骨系があまり得意ではなく、普段は醤油か塩を選ぶことが多いです。ものすごくお腹が空いている時に、たまに食べる豚骨ラーメンはとても美味しく感じるのですが、そんな私でも神座のラーメンは少し物足りなさを感じてしまったのが正直なところです。
ただ、40代に入ってからの私は多少なりとも自身の健康について気を使うようになり、外食でのラーメンはあまり食べないようにしています。
今回はその少ない機会に神座を選んだのですが、ちょっと物足りなかったのでノーカンです。流石にもう少し身体に悪そうなパワー感が欲しいところです。
20年ぶりの再会がもたらしたこと
そんな感じで20年ぶりに食べた神座のラーメンは、私に深いノスタルジーを感じさせてくれました。
20年前といえば私はまだ20代。当時の思い出が鮮明に蘇り、とても有意義な時間を過ごすことができました。
当時はさまざまな面で多くの失敗をしたので、悔しかったり悲しかったりと苦い記憶ばかりですが、今となっては笑い話にできる程度には遠い思い出になりました。
神座のラーメンは、どこか優しさを感じさせる、決して奇をてらった味ではありません。それでも長年多くのお客さんに愛され続けているということは、どこかで多くの人々がその素朴で変わらない味を求めている証拠なのだと感じました。
今回の経験を通して、改めて神座のラーメンの良さを認識しました。しかし、次にいつ食べに行くかと問われると、正直なところ「当分はいいかな」というのが本音です。
私の住む場所の近くには、個人経営ながらとても美味しい中華そばのお店があり、個人的にはそちらの方が気に入ってたりします。
それでも、いつか50代、60代になった時に、再び神座のラーメンが無性に食べたくなり震える日が来るかもしれません。その時まで、神座が今の味とお店を守り続けてくれることを心から願っています。
私もその時までラーメンを食べられる程度には元気でいられるよう頑張りますね。
次のラーメン系記事は私のお気に入りのお店を紹介しますね。
店舗情報
「どうとんぼり神座 天王寺MIOプラザ店」
〒543-0055 大阪府大阪市天王寺区悲田院町10-48 天王寺MIOプラザ4F
06-6772-3790
営業時間:11:00~23:00(ラストオーダー 22:30)
決済:現金・キャッシュレスともに可能
