
数年ぶりに革靴を買いました。とは言っても、ジョンロブやオールデンなどのお高いものではなく、庶民の味方的な「テクシーリュクス」なんですけどね。
アシックスのビジネスシューズ系ブランドとして、革靴にスニーカー並みの履き心地を持たせている点が特徴です。
価格はアマゾンで5,800円ほどでした。タイミングよく価格が下がった時に買えたので、100~200円は変動すると思います。

型番は「TU-7774」というもので、テクシーリュクスの基本性能を備えたスタンダードモデルとなっています。
アッパー素材は牛革のスムースレザーです。高級感はありませんが、滑らかな質感があり、仕上がり自体は非常にきれいです。
また、ラウンドトゥ、内羽根式となっていて、足囲は3Eと幅広。親指、小指ともに余裕があります。
デザインもビジネス用途らしくスタンダードですが、幅広いコーディネートに使えそうですね。

アウターソールは通常の革靴と違って、屈曲性の高いスニーカーに近いものとなっています。
最近はビジネスマンでもスニーカーを履く人を見かけることが増えましたが、これなら革靴で同じように歩けると思います。

インナーソールはカップ型の抗菌加工、取り外しも可能。靴の内部もスニーカーに近いクッション性を感じます。
サイズ選びの基準は、普段履いている革靴と同じものを選べばOKです。
革靴は履いているうちに伸びると言われていますが、せいぜい数ミリ程度なので、その程度の修正であればインソールを入れるくらいで十分です。
買ってから数日間ではありますが、近所での買い物や、梅田などの都心に出て歩き回ってみました。
スニーカーと同じくらいとは言えませんが、普通の革靴と比べると格段に歩きやすくて足が疲れにくいです。
日本人の足を知り尽くした、機能性に優れたシューズを作っているメーカーとして、そのノウハウが、テクシーリュクスにもしっかりと活かされています。

個人的な靴に対する考え方なのですが、基本的に「一生モノ」として持つものだとは一切考えていません。
皆さんもさまざまな本や動画などで見聞きしているとは思いますが、靴というのは上等なものを買って、それをメンテナンスして長く使うと良いとされています。
大きな成功を収めているお金持ちの方々がそうしているとの事で、私も一時期はそうしてみようかと思いながら「一生モノ」の一足を検討していました。
しかし、歳を取るにつれて自分に合う靴というのは変化していきます。最終的には靴紐なし、立ったまま履ける、歩きやすい、メンテナンスが簡単、という感じになるのかなと。
その都度、自分に合った靴を見つけていくのが私のスタイルです。その中で、このテクシーリュクスのように、価格も手ごろで履き心地も良く、長く愛用できる一足に出会えたら本当に嬉しいですよね。
40代のファッションアイテムとして、非常にバランスが良いものを見つけられました。
私は今のところスーツを着ることには縁がないので、オックスフォードシャツとジーンズに合わせてコーディネートしようかなと思っています。
春秋頃にはジャケットはもちろん、愛用しているM-65を着て街歩きを楽しみたいですね。
ネットでの販売がメインとなっていますが、試着しないと不安な人は、少ないながらも実物を確認できるプレミアムショップもあるので、興味のある人はお店でサイズ感などをチェックしてみてはいかがでしょうか。
