物価が高騰し、お金を貯めるのが難しいと感じる方が増えているのではないでしょうか。単純に支出を減らすだけでは限界があります。
このような時代を生き抜くためには、お金に対する考え方そのものを変えることが重要だと私は考えます。私自身、これまでの生活を見つめ直し、お金との向き合い方を学び直しました。
今回は、私が実践している、お金を貯めるための６つの考え方についてお伝えします。
１．「普通」の定義を見直す
世の中には、多くの人が当たり前と思っている「普通」の基準が存在します。例えば、毎日外食すること、新しい家電やガジェットが発売されるたびに買い替えることなどです。
しかし、そうした行動を続けていると、お金はいつまで経っても貯まりません。他者が決めた基準に合わせるのではなく、自分自身にとって何が本当に必要なのか、自分でお金の使い方を定義することが大切です。
生活のレベルを下げるのではなく、無駄なものにお金を使うことを見直すだけでも、大きな変化があるはずです。
２．少しの「気まずさ」に慣れる
社会生活を送る中で、人から誘われる機会は多くあります。しかし、自分の都合でお金を使いたくない時、断ることに気まずさを感じるかもしれません。
ですが、自分の財政状況について正直に伝えることは、決して悪いことではありません。本当にあなたのことを思う友人なら、その正直さを理解してくれるはずです。
少しの勇気を持って不要な出費を断ることで、自分の大切なお金を無駄にすることなく、目標に近づくことができます。
３．他人の目を気にしない
人間関係において、他者からの評価を気にすることは自然なことです。しかし、それがお金の使い方にまで影響してしまうことがあります。
ステータスを感じるもの、例えば高級な車や家、服や靴、そうしたものを所有することにこだわってしまうかもしれません。
しかし、正直に言って、他人はあなたが何を着ているか、何に乗っているか、どんな生活をしているか、ほとんど気にしていません。
特に私のような何の変哲もない40代後半のおっさんだと余計に誰も見ていません。別に悲しいわけではありませんが、これが現実です。
例えば、最近は日本も治安が怪しくなってきているので、高級腕時計なんて着けていたら、変な人に絡まれたりするリスクもあります。
他人の目を気にしてお金を使うことは、最も虚しく、無意味な支出です。
自分の価値観に基づき、本当に必要なもの、本当に価値を感じるものにお金を使うことが、無駄な出費を減らす一番の方法です。
４．お金を働かせるという考え方を持つ
一生懸命働いて得たお金を、ただ使うだけではもったいないです。そのお金に、さらに自分を豊かにするための仕事を与えましょう。
貯金はもちろんのこと、少額でも構いませんので、お金に働いてもらう仕組みを作るべきです。最近では、NISAのような少額から始められる投資制度もあります。
個人的に投資というのはあまり好きではないのですが、そんな私でも現在の日本の行く末を考えると、必要なことであると考えています。
現時点ではオルカンとSP&500に少しずつ入れている程度ですが、コツコツやっていくことに意味があると思いつつ積み重ねています。
このような制度を利用し、自分自身が直接働かなくてもお金が増えていく仕組みを作ることが、将来の安心につながると私は考えています。
５．「ノー」と言うことは悪いことではない
自分のやりたくないことに、自分の大切なお金を使うことは最も無駄な行為です。
誘われた内容が本当に魅力的で、生き金になるものであれば別ですが、単なる付き合いのため、断れないからという理由で参加することは、自分の時間とお金を同時に失うことになります。
一度や二度断っただけで途切れる人間関係なら、それはそれで仕方がないと割り切ることが重要です。
自分の人生の優先順位をしっかりと持ち、本当に納得できないことには「ノー」と伝える勇気を持つべきです。
そうすることで、自分の人生を他者にコントロールされることなく、自分らしく生きることができます。
６．小さな成功を「勝ち」と定義する
お金を貯める、増やすという目標は、時にとても大きく感じられ、モチベーションを維持するのが難しいものです。そんな時は、小さな成功を「勝ち」と捉えることが大切です。
例えば、一日に使うお金を決め、それを達成できたこと。または、フリマアプリで不要な物を売ってお金に変えられたことなどです。
私自身、日頃から整理整頓を心がけ、部屋をシンプルに保つことを意識しています。今日はこの一つを処分できた、と小さな成功を積み重ねるだけでも、大きな達成感につながります。
あとはノーマネーデーを達成できた時なんかも「勝ち」ですよね。「お金を使わない＝お金が減らないので貯金できる」ということなので。
こうした小さな「勝ち」を積み重ねることで、目標に向かう意欲を維持できます。
まとめ
お金との向き合い方は、人生を豊かにするための重要な要素です。日本には、江戸時代のようにミニマリズムを取り入れた生活を送っていた人々がいました。
現代は物に溢れていますが、この考え方には学ぶべき点が多くあると思います。
今回ご紹介した考え方を一つでも取り入れ、日々の生活で実践していくことで、着実に人生を良い方向に導くことができるはずです。
私も、これからもこれらの考え方を大切にし、目標に向かって着実に進んでいきたいと思います。
