
これはあくまで私個人の独白のようなものですが、自分にとって本当に幸せな状態とはどんなものなのか、日頃ぼんやりと考えていることをお話ししたいと思います。人生は最終的には一人で歩むものだと思っているので、その中で何を大切にし、どう生きれば心から満たされるのか、今思うところを綴ります。
誰のためでもない、自分だけの音楽を心ゆくまで
私が人生で一番やりたいと思っていること、それは音楽をずっと作り続けることです。
私は音楽が大好きで、DTM関連のブログも運営していますが、日々の暮らしに追われてなかなか制作に集中できていないのが正直なところです。
最終的には、商業的な成功や誰かに受けることとは一切関係なく、ただひたすらに自分のためだけに音楽を作りたい。楽器を演奏し、曲を考え、DTMで打ち込み、それを一つの作品にしていく。この創作作業を毎日、それこそ1日中できれば、これ以上の幸せはないだろうと感じています。AIにも邪魔はさせません。
PCデスクに向かい、ソフトを立ち上げて、ギターを弾いて音を出す。それを1日中繰り返し、合間にご飯を食べて、お風呂に入って、そして眠る。一見、非常に地味に聞こえるかもしれませんが、私にとっては最高の贅沢であり、最も満たされる時間です。これは完全に自己満足の世界であり、その中にこそ、偽りのない喜びがあると思っています。
人生のコストを下げて、自由な時間を最大化する
二つ目の幸せの条件は、できるだけお金がかからない人生を送ることです。もちろん、人間は日々働いてお金を稼がないと生きていけませんし、税金や年金などの義務もあります。しかし、自分の人生にかかる「コスト」を極限まで下げることができれば、それだけ生活は楽になり、自由な時間が増えると考えています。
今の世の中、何をするにもお金がかかり、生きているだけで様々なコストが発生します。もちろん必要な経費ではありますが、生活の維持に必要な費用が少なければ少ないほど、働く量をセーブできますし、私が一番大切にしたい音楽制作の時間に充てられるわけです。
極端な話、生きていくのにコストがかからなくなれば、それこそ一日中音楽をやっていられます。これはあくまで理想論ですが、「必要最小限の稼ぎで、最大限の自由を得る」というバランスを追求することが、心の平穏に繋がると信じています。
このコスト削減の意識は、物を厳選することにも繋がります。本当に必要なものに投資し、不要な出費を抑える。それによって生まれた経済的余裕と時間の余裕が、精神的な豊かさを生み出すのです。
大切な人との時間を中心にしたシンプルな人間関係
三つ目の大切なことは、自分の大切な人たちだけのことを考えて生きていける人間関係です。社会で生きていく以上、様々な人と関わり、協調することは不可欠です。若い頃はいろんな人と広く浅く繋がることが大事だと思ったこともあります。
しかし、人生も後半戦に差し掛かろうという今、私が求めるのは、「狭く深く」繋がった人間関係です。自分にとって本当に大切な人、心から信頼できる人との時間を何よりも優先したい。
私一人ができることには限りがあります。限られたエネルギーや時間や財産を、自分の人生と、その大切な人たちのために使う。これ以上の煩わしさのない、シンプルな人間関係が理想です。生きるために必要なお金を稼ぐことはもちろん大事ですが、それ以上に、大切な人との時間をたっぷり過ごすことが、私の人生における最優先事項です。
ネットの世界の中でもそれは同様で、このブログを、私のことを良いと感じでくれているごく少数の人に向けて運営することを意識しています。
人生の終わりに、「本当に大事な人たちと多くの時間を共にできてよかった」と思えることが、最高の締めくくりだと感じています。
危機管理と効率性を兼ね備えた「身軽さ」
四つ目は、身軽であること、そしてシンプルであることを生活に取り入れることです。これは、ミニマリズムの考え方に非常に近いです。
私が物を持たない、少なくしたいと考える背景には、単に「物に囲まれたくない」というだけでなく、今の日本を取り巻く環境への意識があります。日本は自然災害が非常に多い国です。また、今後治安が悪化していく可能性も否定できません。
「何かが起こった時にすぐ動けるようにする」という危機管理の意識が、身軽な生活を求める大きな理由の一つです。例えば、スーツケース一つ、リュック一つ、そしてギターのケース一つ。これだけの荷物で、すぐに別の場所に移動できる。常にその準備をしておきたいのです。
物が少なく、ライフスタイルがシンプルであればあるほど、管理の手間も減ります。それによって生まれる時間やエネルギーを、自分の体を休めることや、音楽制作などのやりたいことに使える。
私にとってミニマリズムは、「シンプルにすることで、単純に楽になるから」という理由が最も大きいです。服の数が少なければ、朝「今日何を着るか」と悩む時間も必要ありません。考えることが減り、手間が減れば、それだけ人生は楽ちんになり、ストレスも減ります。極端な「エクストリーム・ミニマリスト」は目指しませんが、適度にこの考え方を取り入れることで、効率よく、そしてのんびりとした暮らしを実現したいと考えています。
私が目指す「最高の幸せな人生」
今回、色々と書き連ねましたが、私にとっての理想の幸せな人生の条件は、以下の四点に集約されます。
- 自己満足のための音楽制作に没頭できる時間があること。
- 生活に必要なコストを最小限に抑え、経済的・時間的な自由を確保すること。
- 大切な人たちを中心とした、煩わしさのないシンプルな人間関係。
- 危機管理と効率性を兼ね備えたミニマムで身軽なライフスタイル。
これら全てを実現することで、私は多くの時間を作り出すことができます。その時間で、ボキャッと何も考えずに過ごしたり、誰にも文句を言われない自己満足の音楽を作ったりしたい。これこそが、私にとっての最高の幸せな人生の形です。
今後、このブログを500記事まで書き進めたら、次はYouTubeで動画制作にも挑戦したいと思っています。凝ったものではなく、この文章のように飾らない、シンプルな動画を。自分の「好き」を追求し、そのために人生のコストを下げる工夫をしながら、これからも日々を過ごしていきたいと考えています。
