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「かわいい」は正義、でも...。中年男性がコンテンツと距離を置くとき

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今回のテーマは、普段このブログで書いている内容とは少し違うかもしれません。ちょっとした独り言のようなものなので、気軽に読んでいただけたら嬉しいです。

私は40代も後半に差し掛かる、いわゆる「中年のおっさん」です。以前、アニメオタクとして生きてきた私にとって、中年になると推し活にも体力や気力が必要になってくるという話をしました。今回は、その続きのようなお話です。昔はアニメや漫画、ゲームにどっぷり浸かっていた私ですが、最近は少し生活が変わり、興味の対象も変わってきました。

昔と比べて、いわゆる「オタク」と呼べるほどの情報量や知識はなくなってしまったので、今は「ライトなオタク」といったところでしょうか。アニメも漫画も、ゲームも少しは楽しんでいますが、昔のように熱中することはなくなりました。特にゲームはほとんどやらなくなり、せいぜい好きな競走馬を眺められる『ウマ娘』をたまにプレイする程度です。

昔から、コンテンツを楽しむ上での私の大きな喜びは、とにかく「かわいい女の子」を見ることでした。たまにはハードボイルドな作品も見るのですが、やはり9割以上はかわいい女の子が出てくる作品を見てしまいます。男性として、素直にかわいいものには惹かれてしまうものです。アニメや漫画、ゲームに出てくる女の子たちは、本当に魅力的です。男性から見た「かわいい」の最大級を形にしたような存在ばかりですよね。「かわいいは正義」という言葉があるように、彼女たちの魅力に心惹かれるのは自然なことだと思います。

しかし、こういったコンテンツに出てくるかわいい女の子の多くは、大体10代の学生さんです。もちろん、成人女性がメインの作品もありますが、アニメや漫画、ゲームの主要なキャラクターの多くは、まだまだ花盛りの10代の女の子であるのが現実です。

あの頃の「好き」と、今の「好き」の違い

今回は、具体的な例を挙げてお話ししたいと思います。私は昔、アイドルをプロデュースするゲーム『アイドルマスター』というコンテンツが大好きで、特に『アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ』というゲームを熱心にプレイしていました。このゲームには、春日未来(かすがみらい)という女の子(中央の子)が登場します。彼女はとても明るくて元気で、ひたむきな姿が本当に素晴らしく、私も一生懸命応援していました。

彼女の魅力は今も全く変わっていませんが、ある時ふと気づいてしまったんです。この春日未来ちゃん、作中の設定では14歳なんですよね。

14歳。現実世界で考えると、ちょうど中学生くらいの年齢です。道端ですれ違う制服姿の中学生を見ると、ああ、この子が春日未来ちゃんと同じくらいの年齢なんだな、とふと思ったんです。

40代後半の私から見ると、14歳の女の子はもう完全に「子ども」です。守ってあげなければいけない存在、といった感覚に近いかもしれません。そんな幼くて可憐な女の子に対して、かつて抱いていたような「恋愛に近い感情」を抱くことに、少し違和感を覚えてしまったんです。もちろん、コンテンツはファンタジーの世界です。しかし、現実の自分の年齢を考えると、彼女は自分の娘でもおかしくない年齢です。その現実に引き戻された瞬間、なんだか急に気持ちが冷めてしまったような感覚がありました。

それがきっかけで、私は『ミリシタ』にログインしなくなり、次第に他のゲームからも興味が薄れていきました。かつて熱中していた『プリンセスコネクト』や『グランブルーファンタジー』なども、今ではほとんどプレイしていません。

あと、ミリシタは音ゲーなので、この年になるとイベントのプレイは苦痛でしかありません。まあ、これはどのソシャゲにも言えますね。

熱が冷めたあとにアニメが始まったのですが、単純に作品として夢があって良いものでした。

もちろん、これはコンテンツが悪いわけではありません。世の中には様々な年齢層の人がいて、それぞれが好きなものを楽しんでいます。ただ、私にとって、自分の年齢とコンテンツに登場するキャラクターの年齢との間に、どうしようもない隔たりができてしまったのです。これが、私がかつての趣味から少し距離を置くようになった大きな理由の一つです。

ライフステージの変化と「自分」という存在

若い頃は、自分は一生涯、アニメや漫画、ゲームに熱中しながら生きていくものだと思っていました。しかし、年を重ねるうちに、人生のステージは少しずつ変わっていくのだということを実感しています。

正直なところ、40代も後半になり、恋愛対象として現実的に考えるなら、相手は自分より少し年下か同年代くらいになるでしょう。若い女性が私のような中年男性を相手にしてくれることは、なかなかないのが現実です。

だからといって、好きなものは好きでい続けても全く問題ありません。むしろ、それが人生の活力になるのであれば、それは素晴らしいことです。しかし、私のように、年を重ねることで「好き」の対象やその向き合い方が変わっていく人もいるのだ、と思っていただけたら幸いです。

今回の話は、前回書いた「中年オタクの身体的な衰え」というテーマに、少しだけ精神的な面を加えてみました。ブログの読者の方から、心境の変化に関する記事に反応をいただくことが多かったので、今後もこのような、歳を重ねて変わったことについて、少しずつ書いていきたいと思っています。

この記事を書くにあたって久しぶりに未来を見てみると・・・やっぱりかわいいな。

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