私のメインのデスクトップPCは、HPのProDesk 600 G4 SFFという結構古いモデルです。
今年の夏頃に思い切ってハードディスクからSSDに換装し、Windows 11をクリーンインストールしたばかりで、起動速度やアプリの動作は飛躍的に向上しました。
HDD時代の起動待ちが数分あったことを考えると、電源を入れて10秒ほどで起動してくれるというのは本当に大きな喜びでした。このPCでまだ戦えるというのはありがたいです。
-
-
「HP ProDesk 600 G4SF」をHDDからSSDへ換装。快適に使えるようになりました。
続きを見る
ただ、もう一つの不安要素がありまして、モニター出力が非常に不安定な部分は改善できずにいました。
今年の夏頃まで年代物レベルの古いモニターを使っていたのですが、それも限界を迎え、ASUS「VY249HGR Eye Care」というモニターに買い換えました。
-
-
「ASUS VY249HGR Eye Care」｜モニターを久しぶりに買い替えた。普段遣いならこれくらいのスペックで十分
続きを見る
モニター側の入力はHDMIとVGAで、PC側はDisplayPortとVGAなので、ひとまずは手持ちのVGAケーブでマザーボードの出力から繋いだものの、画面の表示がどうにも怪しい。
YouTubeのコメント欄や右側のおすすめ動画がブルブルと揺れたり、ブラウザのタブを切り替えたい時にかたまってしまったりと、まるでPCの性能が追いついていないかのような非常に厳しい状態になってしまいました。
せっかくPCの処理速度が上がったのに、画面表示のせいでストレスが溜まるというのも厳しい話です。
解決策は至ってシンプルで、グラフィックカードを追加すれば解決します。グラフィック処理はおまかせすることでCPUへの負荷を軽くする感じですね。
ProDesk 600 G4 SFFは小さめの本体なので、ロープロファイルに対応しているということで早速アマゾンで物色している時にふと、「手持ちで何かあったような気がする…」と思い出し、探してみると1つだけ見つかりました。
「AMD Radeon R7 430」という2016年あたりに発売された相当古いものですが、これが動いてくれるのであれば、余計な出費をかけずに済むなと思いつつ、埃だらけのボディをクリーニングしてみました。
使わなくなって処分したPCから部品取りしたものでしょう。こんなところで役に立つとは思いませんでした。
-
-
ダイソーの「クリーニング剤注入済み綿棒 ORUNEN」はガジェットの掃除のマストアイテムになるんじゃないか
続きを見る
PCを開けて、ボタン電池から少し下にスロットがあります。
角度が変わって分かりにくいかもですが、取り付け自体は非常に簡単です。
ただ、精密機器であることには変わりないので、丁寧に作業する必要はあります。
「AMD Radeon R7 430」はDisplayPortが2つ、ASUS「VY249HGR Eye Care」はVGAとHDMIが1つずつ、手持ちのケーブルはVGAとHDMI。
ということで、HDMIの片方をDisplayPortに変換するアダプターを買いました。UGREENのもので1,000円ほどです。
このアダプターの注意点としては、「単方向にしか使えない」というのがあり、これは、信号の流れる方向が決まっているという意味です。今回の場合は、「PC（DisplayPort）からモニター（HDMI）」への一方向のみ変換可能となっています。
- OK： PC本体（DisplayPort）→変換アダプター→モニター（HDMI）
- NG： PC本体（HDMI）→変換アダプター→モニター（DisplayPort）
もし、PC本体側がHDMIで、モニター側がDisplayPortだった場合、このアダプターは機能しません。購入する際は、「どちらからどちらへ変換したいのか」を明確にした上で、製品仕様に「単方向」の記載がないか、または信号の流れが希望通りかを必ず確認することが重要です。
変換アダプターを取り付けたので、片方はDisplayPort、もう片方はHDIMという形になりました。
DisplayPortはPC本体へ、HDMIはモニターに繋ぎます。
すべての線を繋いで電源を入れると、問題なくモニターが表示されました。
マザーボードからの出力時に起きていた、画面のチラつき、ガタつき、残像、表示崩れといった全てのグラフィック上の問題点も解消されています。
今回の出費は変換アダプタの1,000円ほどで済んだので、その点も非常に良かったです。
これでしばらくは快適に作業ができそうですが、そのうち動画の編集もすることになるので、その際にはもう少しスペックの高いものに切り替える必要はあるかもしれません。
まあ、ゆっくりやっていきましょう。
