皆様お疲れ様です。AZUです。
最近ネットで話題になり始めているProtoArcのトラックボール「EM04」を好奇心に負けて購入してしまいました。
価格はこの記事を書いている時点で3,990円、さらに900円割引のクーポンが使えたので実質3,000円ほどと、日頃愛用している「Logicool M575S」の約半額というとんでもなくリーズナブルです。
ProtoArcという会社を調べてみたところ、アメリカのザ・ウッドランズに拠点があるようで、日本向けの製品は今のところ「EM04」のみという感じです。
「EM04」レビュー
パッケージの内容は「EM04」本体、充電用USB-Cケーブル、マニュアルです。
ここで驚いたのが、このトラックボールは「充電式」なんです。3,000円台という価格帯だと他では見たことがありません。
トラックボール本体は艶消しブラックにオレンジのホイールがワンポイントになっています。
それ以外は「Logicool M575S」と大きく変わるところはありませんが、ホイールの下側にDPIボタンがあります。
200・400・800・1200・1600DPIの5段階に切り替え可能で、DTMや動画編集といった細かい作業にも対応できそうです。
裏側はこんな感じでオン・オフスイッチとデバイス切り替えボタンがあります。
1がレシーバーを使うワイヤレス、2と3はBluetooth用となっています。
合計3デバイスで1つのトラックボールを使うことが出来るようになっています。
ワイヤレス用のレシーバーはここに収納されています。
充電用のUSB端子はフロントにあります。
USB-Cというのが本当にもう素晴らしいですね。
Logicoolのハイエンドトラックボール「MX ERGO」も充電式なのですが、どういう訳かmicro USBなんですよね。
どうしてもmicro USBにしなければいけない訳でもあったのでしょうか。
リチウム電池の容量は450mAH、満充電にかかる時間は1~3.5時間です。
充電中はインジケーターが赤く点灯し、終了すると消灯します。
使い心地など
ボディに関しては手のひらにすっぽり収まる感じは「M575S」と変わらない、手に負担のかかりにくいシェイプです。
クリックのボタンはカチカチと鳴らない静かなタイプで、個人的にはこちらの方が好みですね。
オレンジのホイールは溝が掘られていてグリップ良好、スムーズに回ってくれます。
「M575S」と持ち替えて使っていますが正直なところ、倍近くの価格差がある「M575S」との差はほとんど感じられません。
むしろこの価格差なのに使い心地があまり変わらないというのは、コスパ的に驚異的というほかありません。
DPIボタンやUSB-C充電も考慮すれば、こちらの方が勝っている点も多いと言えます、
手持ちのトラックボールとの比較をしてみましょう。
左から「EM04」、以前のメインだった「M570」、「M575S」です。
ここで分かる違いとしては、「M570」、「M575S」の2つはクリックボタンに指が収まりやすいようにくぼみが付けられています。
また、薬指と小指を置くところにも同じくくぼみがあり、手を置いた際にしっかりとした手応えがあります。
「EM04」のボタンはフラット、薬指用のくぼみはありますは小指用は無いので、小指は側面に落ちてしまいます。
それで操作性が大きく変わることはありませんが、「M575S」は特にフィット感が優れているように思います。
デザインの面に関しても、Logicoolの2つは曲線にこだわりを感じられ、「M575S」はエルゴノミックデザインであることが伝わってきます。
「EM04」の直線的なデザインから、コストの差はこういった所にも出てくるんだなと。
正面から見てみると、「EM04」と「M575S」はクリックボタンにかなりの角度がつけられているのが分かります。
これくらい角度がついている方が手が疲れにくくて、操作もしやすいんですよね。
あと充電式な分、「EM04」は少し軽めです。
終わりに
結論として、「EM04」はLogicoolのトラックボールのジェネリックとして十分以上に使えるものです。
今回の記事を書くことによって、「M575S」の良い点を再認識出来たというのもありますが、「EM04」のコスパの抜群さには本当に驚かされました。
あとは耐久性がどれくらいかという点ですが、これからしばらくの間メインで使い倒して確かめたいと思います。
チャタリングがどれくらいで出てくるか、これで評価はまた変わってくるので、その際には加筆、修正をしていきます。
ただ、今はコスパの良いトラックボールに出会えたので、これを使っている間に「M575S」のクリーニングやメンテナンスでもして、それも記事にしたいと思うのでお楽しみに。