「こだわりの愛用品」シリーズ、今回はCITIZENのEXCEEDシリーズである「CITIZEN EXCEED AT6000-52E」を紹介します。
10年ほど前に量販店に並んでいたものから直感で選んで買ったものなので、正確には「こだわり」ではないのですが、長い間ほぼ毎日身につけていた「愛用品」ではあると思います。
定価は88,000円で購入価格ははっきり覚えていませんが、7万円ほどでお釣りが少しという感じでしょうか。
シチズンのいくつかあるシリーズの中で「EXCEED(エクシード)」はドレス寄りの上品なデザインなので、当時のスーツスタイルがメインだった私には最適解の一つでした。
現在は生産終了品となり、市場に出回っている在庫でおしまいという感じです。
軽量なチタンケース&バンド、電波ソーラーのエコドライブを搭載
見た目はシンプルな3針モデルのデイデイトなドレスウォッチですが、ケースとバンドはチタン製で傷に強いデュラテクト加工がされています。
ステンレススチールに比べると40%ほど軽く、重量は80グラムほどでほぼ着けている感覚はありません。さすがチタンですね。
またチタンは低刺激、耐錆性があり肌の敏感な人でも身に着けやすく、デュラテクト加工はステンレススチールの5倍の硬さを誇ります。
風防もサファイヤクリスタルなので時計自体に傷がつきにくく、電波ソーラーのエコドライブ搭載なので時間合わせの必要もなく、現在も常に正確な時を刻み続けています。
なので私は購入してから今まで特に設定などもせずに買ったままの状態で使い続けてきました。
元々は仕事用だったのですが、シンプルな見た目が気に入ったのでプライベートでも身につけるようになり、ほぼ毎日フル稼働となってしまいました。
何ならバンドマン時代はライブの際にドラムを演奏していた時も左手首に巻かれていたくらいです。
ライブハウスは人の行き来が激しいので、小さなものは盗まれやすいという事で、貴重品はなるべく身につけるようにしていました。
なので傷に強い加工がされている時計でありながらも結構傷だらけです。
それでも風防のサファイヤクリスタルだけは傷ひとつ無いので、遠目に見る分には長い時を経た今でも十分輝いて見えます。
腕につけるとこんな感じです。ケースサイズは横幅37.4mm、厚み9mmと日本人男性であればほとんどの人にマッチするであろうものとなっています。
サイズ感、文字盤デザインともに上品なので、ビジネスシーンや冠婚葬祭、会食時にもドレスウォッチの代わりとして使えます。
私は個人的にステンレススチールのスポーツウォッチが好きで、チタンと言えば高級素材ではあるものの軽過ぎてチープ、そして色合いも微妙に好みではないというイメージだったのですが、1970年からチタンの加工を始めたメーカーなだけあって、とんでもない軽さ以外は全くチタンのテイストを感じさせない技術力は流石だなと思います。
横から見るとこんな感じ。9ミリの薄さなので、シャツの袖にきれいに収まります。
一応ですが、ビジネスシーンでは腕を下ろした状態でシャツから腕時計が1/3ほど見えているくらいが最適とされています。
分厚いものだとシャツの袖に隠れないので、スーツスタイルがメインの人は薄いケースのものを選ぶと良いですよ。
終わりに
最近は新しいものを買ったのと、スーツを着る機会がほぼほぼ無いので着用機会はかなり減ってしまいました。
ですが約10年という長い期間のヘビーユースに耐えてくれた相棒なので、今後も大切に扱っていきながら、ゆったりとしたローテーションで一緒にお出かけしたいなと思います。
後継機種的なものとして「AR4000-63E」がありますね。
こちらはケースの厚みがさらに薄い6ミリとなっています。